ただただ甘いもの
::


服はいつの間にか脱がされ
掌で隠されていた目は
別の布に変えられる

「お前と今一緒にいるのは誰だ?」

舌が足を這う感触にぞくりとする
ことが始まってからドフィは
自分の名前を呼ばす

「ん、っ、ドフィ、」

「あァ、お前が一緒にいるのは
不死鳥でも火拳でもねェ
おれだ」

見えないとどこに触れられるか
わからなくていろいろな所が敏感になる

「発情期の時ほどじゃないが
感じると花の匂いがするな」

今度は耳元で声がして
びくりと肩が震える

身体中をドフィの手が這う
硬くなった胸の突起を指で摘まれる
もう片方の手は蜜で溢れる場所に侵入している

「はぁ、ん・・・ぁあっ」

掻き回される指に感じてしまい
口からは甘い声が出る

ぐちゅぐちゅと水音が部屋に響く

「やぁ・・・音ださな、いで...」

恥ずかしくなりドフィの太い腕を
掴み力を入れるがびくともしない
更に掻き回され無理やり絶頂を迎えさせられ
いつも以上に力も入っていないだろう

「フッフッフッ、ここで止める方が辛いはずだ」

べろりと唇を舐められ
そのまま舌が入ってくる
懸命にその舌に応えていると
蜜が溢れる入口に熱いモノがあてがわれ
一気に突き上げられる

全身が痺れるような感覚に
意識が遠のきそうになるが
ドフィはそれを許さないように
名前を呼び現実へと繋ぎとめる

「ぁあっ・・・あっぁ、も、」

「フッフッフ
あァ、イけ」

「はぁっ、あぁぁっ!」

ドフィの言葉ですぐ達する

ぐったりとしているのに
それに構わず動きつづける
その動きに合わせるように
口からは甘い声が出ていく

そしてまた絶頂を味わってしまうのだ

その晩は日が昇るまで散々鳴かされてしまった

prev / next
[ back to top ]
top
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -