貴方の世界で
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その晩の夕食で紹介されたのは
トレーボルさん・ディアマンテさん・ピーカさん
発情期が終わったばかりで疲れただろうと
気を使ってもらい今日は
最高幹部と顔合わせが行われた。
他の幹部はまた追々紹介していくと言われ
その中には女性もいるらしく
少し会うのが楽しみになった。


「んねーんねー
コイツは強いのか?」

清潔とは言い難い鼻水を垂らした
トレーボルさんが至近距離で顔を
まじまじと見てくる

「いや、そいつは戦闘なんざできねェ」

「べへ〜そんなやつと1週間も
部屋に篭ってたのか?
んねーんねーお前はどんな
手管でドフィの懐に潜り込んだんだ?」

「あまりそいつに近づくな
能力者はアリアに夢中になっちまう」

「んねーんねー
ドフィの女ってことか」

「あ、の・・・
足でまといにはならないように
頑張るのでここに置いてください!」

「べへ〜それは後々判断させてもらう」

和やかとは言えない食事会に
ハラハラとしたがなんとか
終えることができた

ディアマンテさんもピーカさんとも
あまり話ができなかったのは
やはり警戒されているせいだろう

これから仲良くできればいいけど・・・

ドフィに連れられて
部屋へと向かう

「フッフッフ緊張したか?」

「うん。
皆に受け入れてもらえるように頑張る」

「ここは能力が多い
間違ってアリアに手を出した奴がいたら
そいつを生かしちゃおかねェ
家族まで手をかけたくはない
意味はわかるな?」

あたしのせいで無駄な争いを
起こしたくないということだろう

「・・・はい。
勝手な事はしないわ」

「それでいい。
今日は疲れただろう
ゆっくり休め」

食事会しか出ていないのに
そんなに疲れてなどいない
ドフィは過保護だ

「ドフィは・・・?」

「おれは少し政務があるから
それを片付けたら部屋に戻る」

政務が溜まっているのは
あたしのせいだ
部屋まで送ってもらい
ドフィから「おやすみ」と
軽い口付けをもらい見送った



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