くずれていくずれていく
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ドクン

自分の心臓の音で目が覚めた
身体が熱い

ギュッっと自分を抱きしめるように
体に手を回し小さく丸まる

「なんでっ、」

まだ前の発情期が終わって
1ヶ月ほどしか経っていないはずなのに

(やだっ、やだっ)

爪を肌にくい込ませて痛みを与えてみても
身体の火照りはなくならない

三ヶ月に1回の筈じゃないのか
それともいろいろなことがありすぎて
ホルモンバランスでも
崩れているのかもしれない

この場所にエースはいない

どうしたらいいのか

身体が疼いて狂いそうだ

「・・・おい、アリア
なんだこの匂い」

「や、だめっ来ないで、」

あたしの静止など無視をして
近付いてくるドフィの気配
シーツを捲られドフィを見てしまうと
早く、早くというように心臓がうるさい
やっぱり能力者はαなのかもしれない

「っ、これが発情期か」

「離れ、て・・・」

できるだけ離れようとしてみるが
すぐに捕まってしまう

「フッフッフ
それは無理だ。
お前の紹介をするつもりだったが
今日はやめだ」

唇が塞がれる
ぬるりと舌が入ってきて
口の中を舐められるが
それだけで気持ちがいい

「んっ、んぁっふっ」

「フフ、久しぶりだ
こんなに抱きてェと思うのは」

大きな手がやわやわと胸を揉む

「触り心地もいいな」

「あっ・・・やぁっ」

服を引きちぎられるように
脱がされすぐに裸体が露わになる
脚を持たれ蜜を垂らす場所を
舐められるとそれだけで
体が仰け反り達してしまった

「あぁっ・・・」

「おいおい、今のだけて
イってたら身が持たねェぞ」

舌の代わりに指が挿れられ
グチュグチュと卑猥な音が
部屋に響く

「なァ、白ひげのとこで
何人咥え込んだんだ」

「、そんなこと、しない」

抑えようとしても
口から漏れるのは
甘い声で嫌になる

「じゃぁ、あの小僧だけか」

小僧ってエースの事なのか
こくこくと頷くと
ドフィはニヤリと笑う

「青くせェガキじゃ
味わえなかったもんを
教えてやる」

あぁ思考が快楽に飲み込まれていく
何も考えられない

「ふぁっ、ドフィ・・・っ」

手を伸ばすとその手をとり
優しく手の甲にキスをされる

「優しくできねェかもな」

フッと笑い服を脱いだドフィに
足を広げられ熱い雄が当てられる

「何もかとちいせぇな」

ググッと押し入ってくる男根に
眉を寄せる

「力抜け」

優しく瞼に、頬にとキスをして
優しく耳元で囁かれる

「んぅ、っあぁ、」

言われた通りに体の力を抜いてみると
一気に貫かれる

「あぁっ、」

「挿入ったぞ」

「ドフィ、もっ、と」

頬に触る手にキスをすると
ドフィは舌打ちをする

「・・・煽るな」

1度挿入ってしまえば
なんなく咥えこんでしまう

ドフィの動きに合わせて腰が揺れる

1回目だというのに何度も絶頂を迎える
そのたびに膣がドフィの男根を締め付け
ドフィ苦しそうに眉間に皺を寄せていた

「っ1回出すぞ」

お腹の上に放たれた

ドフィはそのまま横になる
肩で息をしているがまだまだ疼きが止まらない
そっとドフィに触れる

「ドフィ、しんどい・・・?」

「フフ、しんどいわけねェだろ」

深い深いキスをされる
息継ぎも忘れて夢中になってしまう

「お前が寝たいって言うっても
寝かしてやらねェからな」



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