少女は夢を見る
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少し眠たさが残る中
エースの声が響く

「でさ、アリア聞いてるか?」

「ん、エース眠たくないの?」

「オレ?全然!」

気だるさが残る重たい身体
何回もシて普通の人なら
疲れるはずなのに
エースは全然平気そう
なんならあたしの方がバテてている

「ここの人は皆エースみたいに体力あるの?」


「んー海賊なら体力ある奴
多いんじゃねェか?」

「んーそっかー」

殆ど何も身に纏っておらず
ゴロゴロとしている
少しでも気を抜くと眠ってしまう

「アリア!!」

ガバっと急に起き上がったエースに
半分眠っていたあたしなびくっとした

「まさか、オレ以外とするつもりなのか?!」

「なにを?」

「だーかーらー!オレ以外と
発情期にsexする気なのかって・・・」

「わー!!生々しい単語ださないで!
しないよ!する気ないってば!」

「すんなよ!」

しないと言ったあたしに満足そうに
またあたしを抱きしめてゴロゴロとする

もう発情期がきて3日たったくらいだ
その間ご飯をサッチさんが運んでくれて
仕事を免除されているらしいが
どうしてもエースじゃなければならない事は
あたしが寝ている間に仕事に行っていた


「エース眠たい・・・」

ギュッと抱きつくとヨシヨシと撫でるように
髪の毛を手でといてくれる

「起きたらまたシような」

額にキスをされる

「・・・エースって発情期のΩより
性欲強いと思う」

この発情期についてこれるのは
本当にαくらいだと思う
やっぱりこの世界の能力者といのは
αなのかもしれない

「あたしも、悪魔の実食べたい・・・」

薄れていく意識の中で
自然と口に出た言葉

そのままエースの温もりを感じながら
意識を手放した




「あたしも、悪魔の実食べたい・・・」

驚いて見るとアリアはもう寝息をたてていた

本当に能力者がαなら悪魔の実を食べた
アリアはαになるのか?

親父に頼んだらなんとかなるかもしれないが
特異体質な上に悪魔の実なんて
食っても大丈夫なのか?

「とりあえずマルコに聞いてみるか・・・」

眠るアリアをそっと抱きしめて
シーツで包む
眠る前に何回も抱いたから
しばらく起きないだろう
起こさないようにそっと起き上がり
ドアに鍵をかけマルコの部屋へと向かった

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