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2時間ほど速いスピードで飛び
わいわいと賑やかな街についた。
そこに何故かあたしとマルコ


「ねーマルコ何で寄り道してるの」

「寄り道じゃねェよい。
あとから親父達とここで合流だよい。
夜には着くよい」

「はぁ?じゃあまだシャンクスのとこに
いたら良かったじゃん!」

「お前とは1回ちゃんと
話し合わなきゃいけないよい」

いつにもまして真面目な顔で
そう言うマルコ

「何を話すの」

それに少し胸が締め付けられ
ふいっと顔を逸らしてしまう

「とりあえず服でも買って
風呂屋にでもいくかねい」

そこから服を適当に買い
この街は温泉が有名らしく
お風呂はいっぱいあった

「マルコお湯大丈夫なの?」

「少しくらい大丈夫だよい」

「ふーん!
じゃ、1時間後に集合で!」

初めての温泉でワクワクと
胸が弾む

さっさっと備え付けのシャンプーと
石鹸で身体を洗い温泉へ行く

温泉にはいろいろ種類があり
効能もいろいろとあった。
それぞれを少しずつ入り
1番気に入った美肌の湯で締めくくる

「ふはー気持ちいいー」

お湯に浸かり温泉を眺めていると
ここは綺麗な女の人が多いことに気がつく

「胸も大きい・・・」

ボソッと呟くと
隣で急にクスクスと
笑う声が聞こえてきた見ると
少し年上であろう女の人が笑っていた
とても綺麗に笑う女性
髪の毛がお湯に付かないように
綺麗な茶色の髪の毛を
頭の上でおだんごにしている。


「ふふ、ごめんなさい」

「あ、いえ」

「胸なんかなくても
いいじゃない?」

「うーん。
ない者からすれば
羨ましいですけど・・・」

「胸なんか大きさじゃないわ。
感度よ!感度!」

「感度・・・ですか?」

「そう!自論だけどね」

そこから少し女子トークに花を咲かせ
お姉さんはカノンさんで年は28歳だそうだ。

そのまま一緒に上がる
カノンさんはやはりあたしより
背が低く胸も大きかった。
胸も大きく感度もいいなら
最強装備だろと思いながらも
嫌味がなくフレンドリーなカノンさんに
嫌な気は起きなかった

髪の短いあたしは
さっさっと用意をすませる
胸下までのピッタリした
Tシャツにパーカーを羽織り
短パンを履く

「背が高いとそういう格好も
かっこよく見えるしエロいわね。
アリアちゃんは綺麗だし優しいから
男にも女にもモテそうね」

「そんなことないです!」

「ふふ、この街にはまだいるのよね?
どこかで会えたらいいわね」

「そうですね!会ったらご飯しましょう!
それじゃあ・・・」

バイバイと手を振ってくれる
カノンさんにサヨナラをして
マルコと合流した

「遅いよい」
「ごめんごめん。」

ふふーんと鼻歌を歌うあたしを
訝しげに見ながらお風呂屋さんを後にした

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