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船に戻るとあたしを
ソファーにそっと降ろし
食べ物を取ってくると言い残し
部屋を出ていった。

キッドに抱えられていたので
返り血があたしにも付いていた

重たい足を動かし
シャワーを浴びようと
シャワー室へと向かう

服もローブも血がついていた

あたしに関わらなければ
まだ生きていたかもしれない命

キッドの温もりを感じて
止まっていた震えがまた戻る

お湯を頭から浴び
身体を洗っていると
部屋の方から物音が聞こえた

キッドが戻ってきたのかと思い
早く上がろうと身体についている
石鹸を流そうとした瞬間に
バンっと乱暴に開くドア

「アリア!」

あたしの姿を見つけると更に眉間に
皺がよる

「勝手に何やってんだテメェは」

怒りを含んだ低い声がシャワー室に響く

「あ、」

言い訳をする前に
首を持たれ壁に投げつけるように押し付けられた

服を着たままのキッドにも
シャワーがかかり水が滴り落ちる
浴びた返り血も流れて水が赤くなっている

「無断で行動するな。
逐一報告しろ」

声を出そうとするが
首を押さえられているため
出てこない。
小さく何度も首を縦に振る

「仕置きが必要だなァ?」

口角をあげ冷たい目が
あたしを見下ろす

首から手が離れ
床へと崩れる様に座る

キッドを見ると濡れた服を乱暴に脱ぎ
ズボンからベルトをとると
あたしの腕を後ろから縛る

「っぁ」
きつく巻かれたベルトが
肌にくい込む

「今日はそのままだ。咥えろ」

置いてある浴槽に腰をかける
キッドの足の間に少し戸惑いながらも跪き
まだ立っていないモノを口に含む

懸命に小さい口で舐めていると
大きく硬くなってくる

「チッ相変わらず下手だ」

「うっんん」

後頭部を掴まれ
そのまま喉の奥へと
侵入される

苦しくて自然と出てくる涙と
飲み込みきれない涎

「自分でこれぐらいまで
できるようになれよ」

「はぁっあ」

満足したのか口の中で
暴れていた雄を抜かれる

涙と唾液を拭きたいが
手を使うことができず
出しっぱなしのシャワーへ
顔を近づけたいが
両手を後ろで拘束されているため
上手く動けない

「顔洗いてェのか」

ベルトを持ち上げられそのまま
出しっぱなしのシャワーへと
頭を突っ込まれた
後頭部からお湯を浴びる

「それじゃァ顔が流れねェな」

愉しそうな声が後ろから聞こえ
髪の毛を引っ張られ上を向かされる

「ぅっけほっけほっ」

顔の汚れを勢いよく落としてはくれるが
水が鼻や口から入ってきて苦しい

急に後ろから侵入してくる雄

「チッ、キツイな」

それでも唾液で滑りはよく
ぐんぐんと奥へと挿入ってくる

「んぅっ・・・」

後頭部とベルトを持たれたまま
ゆっくりと腰を埋め込まれる

「けほっキッド、あっ・・・」

腰を打ち付け奥へと挿入ってくる雄を
身体が受け入れる

「苦しいのにココは締まってるぞ。
とんだマゾだな」

愉しそうに笑うキッド

苦しいのに感じて
絶頂を迎える身体

「んんっやぁっうぅっ」

髪の毛もベルトも掴まれたまま
腰を打ち付けるスピードが上がる

髪の毛何本か抜けてるな
なんて感じながらも
そんことを考える自分がいる
それでも何度もの絶頂に
意識が朦朧としてくる

「っ出すぞ」

熱い液が膣内へと注ぎ込まれる
その熱を感じながら
意識を手放した

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