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タンと軽い音を立て
レッド・フォース号へと降り立つ

「アリアっ!よく来たなぁ!!」

「シャンクス!!!」

1番に見つけた赤い髪に
何の迷いもなく抱きつく
懐かしいシャンクスの香りが
鼻をかすめ
久しぶりの再会で目に涙がたまる

「会いたかったぞ!」

「ばかぁ!」

甲板にはベンもルーも
ヤソップもみんないる

「アリア。くっつきすぎだよい!」

少し忘れていたマルコに
服を引っ張られシャンクスから
引き剥がされる

「ちょっと!マルコ!」

「お!マルコじゃねェか!
この船に乗る気になったか?!」

ニシシと笑うその顔は
どこかエースに似ている

「うるせェよい!」

マルコの腕からすり抜け
皆に挨拶に回る

「アリア。女らしくなったな」
と笑うベンに恥ずかしくなり
パンチをするが易々と止められた

シャンクスがお酒の瓶を掲げる

「おい!野郎ども!
アリアが来たんだ!!
宴だァー!!!」


ウォー!!!と
口々に叫び
宴の準備が行われる

「わーい!!宴ー!!」

頭を押さえるベンを横目に
シャンクスの元へと駆け寄ろうとしたが
マルコに捕まった

「俺の前で他の男に
尻尾振るんじゃねェよい」

「シャンクスじゃん!!」

「・・・男だろい。酒も俺の横で飲めよい」

「ほんと過保護!!」

宴が始まると
シャンクスとマルコに挟まれるという
変な席順。

「だっはっはっ!
マルコはアリアが好きなんだなァ!」

「ちッ!うるせェよい!」

久しぶりの場所にお酒がすすむ。
シャンクスの膝を枕にしながら
ゴロゴロとしていると
マルコが額に青筋を立て
睨みつけているが気にせず
お酒を飲み続けた。

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