H×H | ナノ


▼ 死神に恋をしたお姫様

シャワーからあがる
まだあの女の香水が残っているきがする

髪を乾かし
寝室にいくとアラタはもう寝ていた
くるまっているシーツを剥がし
腕の中におさめ
寝顔を見つめ
首に顔を埋めると
香水なんかじゃない
アラタの甘い匂い


「アラタ以外いらない」

俺がどれだけ大切にしてるか
わかってるの?

眠る唇にキスをした





スイッチが入ったように不意に目が覚める

同じベットにイルミの気配を感じて
嬉しく感じる
いつもはあたしより先に起きているからだ

寝返りを打つとイルミがいた

寝ているイルミの髪の毛を
指先でくるくると弄ぶ
整った顔綺麗な髪の毛

人を殺しているようには
到底見えない

あたしのことを優しく触る手は
本当に人を殺めているのだろうか

今でもあまり信じられない


そっと頬を撫でる

「・・・好き」

そう小さく呟いた

「俺も」

返答なんてあるはずがないと思い
びっくりして起き上がろうとしたが
イルミがそれを許さず
腕の中に閉じ込められた

「起きてたの?」

「アラタが目を覚ますぐらいに」

「寝たふりなんてしないでよ」

「目つぶってただけ」

おでこにキスをされる

「今日パドキア帰るの?」

「うん。あとハンター試験受けにいくから
しばらく留守にする」

その言葉に驚き
イルミの胸に埋めていた顔をあげる

「え?!
ハンター試験ってハンター試験?」

「そ。仕事で必要なんだよね」

「あたしも行きたい・・・」


イルミとしばらく会えないなんて嫌だ

「だめ。危ないし
他の男にアラタを見られたくない」

「でもっ」

「お金はあるでしょ。
自由に買い物もいっていいから
アラタは待ってて。
電話もメールも入れるから」

優しく頭を撫でられると
何も言えなくなる

「・・・わかった」

ぎゅっと抱きつく


イルミの手が
服の中に侵入してくる

「ちょっと・・・」

「寂しがるアラタ見てたら
触りたくなった」

胸の上まで
服を捲りあげ
胸の先端を口に含まれ
丁寧に舐められる

「んぅ・・・」

やめてとイルミの肩を押し返そうとするが
力が入らない

もっと触ってほしくて
熱くなる身体

「昨日してないし」

「うん・・・」

自分でもわかるほど
蜜が溢れてくる


もっと触って
もっとイルミを感じていたい




prev / next

[ back to top ]



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -