H×H | ナノ


▼ 狂おしいほどの愛

「んぅ、はっあぁ」

激しく貫かれ
何度も何度も絶頂を味い
吐き出される白い欲を
受け入れる

「イ・・・ルミ、や、もぅむり・・・っ」

もうシーツを掴む力もない
気を抜けば意識が飛んでしまいそうな
あたしを許しはしないかのように
快楽を与えられ続ける

「だめ、お仕置きって言ったでしょ」

ぷくりと膨れた赤い粒を
指でつままれ
ビリビリと全身に電気が走る
その度にキュッとイルミの雄も
締め付けてしまう

「あっまたイッちゃうっっ」

「無理っていいながらイくってことは
まだまだ平気そうだね」

その言葉にぞくりと冷たい汗が背中をつたい

掠れた声で喘ぐ

時折イルミが水を口に含み
口移しで流しこまれる
まるで親鳥から餌をもらう
雛鳥のようだ

射精をしても反り立つ雄
もう何時間も繋がりっぱなしだ

もう何時かさえもわからない

体力はなくなるが
こんなにも濡れて乾かない
あたしもたいしたものだと思う

「アラタもっと声聞かして」

口を閉じないように
指で口の中もおかされる

「ひゃっあぁあっ」

蜜と白い液が混じり合い
グチュグチュと水音と
パンパンっと肌がぶつかる音が響く

「っく、アラタ可愛い」


その言葉と中に注がれる感覚で意識が途切れた






アラタの意識が飛ぶまで
抱くなんてお仕置きじゃなくても
いつものこと

毎日抱いても飽きるどころか
ますますのめり込んでしまう

ニコニコしながら
すり寄ってくるアラタ

俺を見るアラタ

艶かしいアラタ

誰にも見せたくない

見てきた奴らは
ほとんど殺せた

アラタには言ってはいけど。


華奢な身体を抱き上げ
風呂に連れていく

意識がないアラタを
洗ってやるのも慣れた

唇にそっとキスを落とす




意識が浮上する

あぁまた意識を飛ばしてしまった

身体を動かそうとすると
身動きがとれない
イルミがあたしを抱き枕にしているのだろう
心地いい温もり


いつかあたしは
イルミに抱き壊されるのではないかと思う

でもイルミにならいいやと
思ってしまう。


壊されてもいいくらい
愛してる。
この感情は愛だ。

狂気じみた愛。

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