H×H | ナノ


▼ ぜったいふくじゅう

『きゃっあ』
体の痛みと共に
首に圧迫感

「あそこで何をしていた?」

『あ・・・そこ?』

「お前がいた路地だ。
あそこは売春婦がいるところだぞ?
自分の身体でも売ろうとしたのか?」

『ちがっう・・・!』

「じゃあ何をしていたんだ?」

『見てた・・・だけ・・・』

ギリギリと首が圧迫されていく
見下ろすクロロの目はどこまでも冷めていてる

『クロ・・・ロもあたし・・・に
売春させたい・・・のかと思った・・・から』

「俺が体を売れと言ったか?」

『言ってな・・・い』

「なら勝手な行動をとるな。
それが必要なら俺が命じる。
いいな?」

『は・・・い』

「それとも本当は
ほかの男にも抱かれたかったのか?

人の心を冷え冷えとさせる嘲笑

この男に逆らってはいけないと本能でわかる。

「で?抱かれたかったのか?」

『ちがっんん!』

否定の言葉を言い終わる前に
唇を塞がれる

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