H×H | ナノ


▼ いきるすべ

その日一緒に寝てくれたクロロ。
クロロの温もりを感じながら
眠る夜はなんだか安心できた。

朝目を覚ますと
クロロはもう起きていた

んーっと背伸びをして
リビングに行くと
クロロはいつも通り新聞を
読んでて
その姿に何故だかほっとした

今日はクロロが朝食を用意してくれたらしい
スクランブルエッグとトーストがあった

『おはよ。』

「今日はのんびりだな」

『なんか久しぶりによく寝れた』

そうかと言って新聞に目を落とす

席につきトーストにかぶりつく
『今日は何するの?』

「昨日言っただろう。生きる術を教えると。
午前中は体力作りと午後は座学だな。」

『はぁい!』

今日は1日いてくれるらしい。


ご飯を食べ洗い物をして
動きやすそうな格好に着替える

午前中は言ってた通り
体力作りだった
腹筋背筋腕立て伏せ
一通りさせられた

「全く体力がないな。」

はぁと呆れたため息がきこえた

『ごめんなさい・・・』

「明日からこれを毎日きちんとこなせ」

そう言って渡された紙をみると
今日より地獄のメニューが書かれていた

『はい・・・』

午後は
テーブルマナーや
言葉遣い
立ち振る舞いについてだった
これなら家で散々やらされたから
なんとかついていくことができた

クロロも褒めてくれた。

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