H×H | ナノ


▼ かごのなかのじゆう

次の日クロロに
部屋を案内してもらった

リビング
クロロの寝室
書斎
あたしの部屋

3LDKの家
最上階らしく窓から見る景色は最高だった

クロロは家具を一通り揃えてくれるとのこと。

地図を見せてもらうと
知らなかったがここはヨークシンという街らしく
とても都会だった

家を出たときはとりあえず遠くにと
何も考えずに人がいっぱいいるところに来たのだ

「慣れたら買い物も自分でいけばいい」

『はい!ありがとうございます!』

家で教えられめた知識には偏りがあった
まず世の中のことを知らない
買い物にすら行ったことがないのだ
父は本当にあたしを家から出すのが
嫌だったんだろう

そんなあたしにクロロは
本をいっぱいくれた
しばらくは買い物もクロロがいってくれるらしい

本を読むと今まで自分がどれほど
無知だったのか思い知らされた

そして知らなかったことを知れるという事に
心が踊った







ここが新しい鳥籠だと
少女はまだ気付かない


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