H×H | ナノ


▼ すじょう(クロロ)

少女を連れ帰り
パクとシャルを呼び出した

「クロロってロリコンだっけ?」

幼い少女を見つめ
冷たい視線を寄こすシャル

気を失っている幼い少女を椅子に縛り
目隠しをしていれば誰でも
嫌悪感を示すだろう

厄介な人物だった場合
こちらの顔を見られると問題もあるだろうと
目隠しをした

「いや。子どもに興味はないがひろった」

ため息をつきながら椅子に座るパクノダ

「それで?私は何をすればいいのかしら?」

「こいつを起こして質問するから記憶を探ってくれ

シャルはこいつのことを調べてくれ」

「わかったわ」
「りょーかい」

バシャリと水をかける

『ん・・・』

パクノダは少女の頭に触れる

「お前名前は?」

『こ・・・こは?』

「質問に答えろ」

傍にある椅子を蹴る

視覚を奪われ
聴覚で情報を得ようとしている少女は
びくりと身体を震わした

『アラタ・・・です』

「年は?家は?」

『13歳。家出しました。』

パクノダを見ると
眉間に皺を寄せているが頷く

嘘は言っていないようだ

「そのままで待っていろ」

3人で部屋を出て違う部屋に入る

シャルナークはすぐパソコンに座り調べ始める

「どうだ?」

「嘘は言っていないわ。
あの子・・・家で男の相手をさせられていたみたい。
父親をすごく嫌ってる。
母親は小さい頃に亡くなっているわ。」

でたよ!とシャルの声がした

「名前で調べたら行方不明で出されてる。
あの子の家のことも軽く調べたら
興味深いことも出てきたよー」

その言葉にぴくりと反応する

「なんだ?」

「なんかその家の女とヤッたら
運気とか上がるらしー
ヤるために高い金払ってんだろーね
それを知らないで売春させられてるって
思ってんじゃないの?」

「念か?」

「まだ軽くしか調べてないから
わからないけど念ではないみたい!」

そうかと呟き
顎に手をあてる



「2人とも助かった。もう帰っていいぞ。
シャルは後で調べておいてくれ」

「はいはーい!んじゃ早く帰って宴に参加しよう。
みんな潰れちゃうよ!」

シャルナークは部屋を出ていく

「団長。あの子をどうするの?」

眉間に皺を寄せたまま少し心配そうな顔で尋ねる

「とりあえずしばらく家に置くつもりだ」

「そう・・・何かあったらまた話して。」

「わかった。あと今日はそっちに
戻らないから皆に伝えといてくれ。」

わかったわと呟き部屋を出ていく後ろ姿を見つめた

少し考え
少女・・・アラタがいる部屋へと向かった



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