H×H | ナノ


▼ 繋がる、想い

伝える決意し
頭、身体を綺麗にしていく

キィっとドアの方から音がし
まさか・・・と振り向くと
案の定イルミが腰にタオルを巻き入ってきた

「えぇ!待ってよ!」

好きだと自覚してしまい
伝えると決意したものの
いざ対面すると恥ずかしく顔も見れない

シャワーを浴びたまま
後ろにイルミの気配を感じる

「もうでるから・・・!」

「こっち向いて」

くるりと身体をイルミのほうに
向けられる。

「俺が他の女といるの嫌だったんだよね?」

「うん、」

「俺もアラタが他の男と話してる時そんな気持ち」

「え、」

同じ気持ちって何?って聞こうとしたが
両手で顔をイルミの方に向けられ
唇にキスが落とされる

角度をかえ何回も優しいキスが降ってくる

「んぅ・・・はぁ」

「舌出して」

「んんっ」

「もっと」

舌を吸い付かれる

苦しいけど甘い痺れが襲ってくる
頭がボーッとしとろけてしまいそうだ
イルミの手が身体を這う
首、乳房触れるところすべてが気持ちいい
全身が性感帯になったようだ

「んっあっイ・・・ルミっ!」

このまま流されsexもできるが
今日は伝えたい事がある


「何?」

「あたし・・・あたしねっ」

「うん」

身体が震える
伝えてしまったらどうなるのか

怖いけどイルミを真っ直ぐ見据える

「イルミのっことが・・・好きです。
他の人に触れて欲しくないっていう
醜い感情とかもっちゃうの。
あたしだけに触れていてほしい。」

いつもぱっちりな猫目をいつもより見開いたきがする

「え?」

(ペットなんかに好きって言われて
やっぱり迷惑だったんだ)

胸が締めつけられる

「ペットに好きって言われても気持ち悪いよね。
ごめんなさい。忘れて!!」

泣きそうになりながら
誤魔化すように笑顔で伝え
お風呂場から出ていこうとイルミの横を通りすぎる

「ちょっと」

グイッと腕を捕まれ
顔を覗かれる

「な、なに」

今イルミを見たら泣いてしまう
床を見つめることしかできない

「俺もアラタと同じ気持ちって言ったでしょ」

驚きイルミを見つめる

「わかんない。同じ気持ちって何?」

「他の男と接触するのも嫌。
触れたい。ずっと隣にいたい。
好きって感情がどんなもんなのか
俺にはわからないけど
一緒にいたら安心する。
アラタも同じ気持ちなら
俺はアラタが好きなんだと思う」

「あたしも好きとかそんなの初めてで
わからないけど
今イルミが言ってくれたのと同じ気持ち。」

見つめ合いどちらともなく唇が重なる
優しい深いとろける様なキス



お互い初めての感情

これから一緒に育てていきたい



end

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