H×H | ナノ


▼ 仕事の時間

今日の仕事は
ターゲットの女から情報を聞き出し消す
それだけのことならいつもすぐに終わる

ただ今回の仕事は
情報を聞き出す為に女と
恋人の様にならなきゃいけなかった

仕事より恋人を優先にする女らしい

それ社会人としてどうなの?と疑問に思うが
そんな女もいるだろう

街で偶然を装い出会った。
デートを数回して
今日のパーティーまで待ったのだ

デートの度にキスをせがみ
泊まろうと誘う下品な女

アラタとは大違いだ

アラタと会いたいから
泊まりなんてするわけないし抱きたくもない
しょうがなくキスをするがちゃんと口を洗う
面倒臭い女

パーティーのドレスも真っ赤で派手な化粧
耳元で「2人になろう」と囁くと嬉しそうにした

今から殺されるとも知らないで馬鹿な奴
気持ち悪い

キスをしてやる

粘着質なオーラがまとわりついた

そちらに目を向けると
やはりヒソカがいた
その横には会いたくてしょうがないアラタがいた

悲しそうな表情をしたように見えた
なんでか今すぐにでも抱きしめに行きたくなったが
仕事だししょうがない

女の腰に手を回し他愛もない話をしながら
ドアを出て用意してあった部屋に向かう

後ろからアラタの気配

部屋に入ると女をベッドに押し倒す
キスをし首に舌を這わせる

「あんっ!服も脱がさないなんてあわてんぼうね。ふふふ」

下品な女。もう声なんか出すなよ。

アラタの気配がドアの前から消えた

女の上に乗っかり
少し胸を触ってやり
耳元で囁き
情報のありかを聞き出した

「そ。じゃあね」

そう言うと女に針を刺した

手を洗い口をゆすぎ
仕事完了の連絡をして部屋を出た

アラタに会いに行かなきゃ


少し早歩きになる

するとクロロの声が聞こえた

あぁ。ヒソカもいるし
仕事できてるならクロロもいるか

「お前は孤独だ」

は?俺がいるから孤独なわけないじゃん
渡すわけないし。

それを伝えたくて
針を投げた


俺はアラタから離れてやらない


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