H×H | ナノ


▼ 不可解な気持ち

買い物に行くアラタを
影からこっそり見守る

キルが初めて1人で仕事をした時も
着いていったなーと思い出す

服や本を買い満足そうなアラタ

(可愛いな)

今まで感じたことのない気持ち

他の誰にもみせたくない
俺だけ見てればいいのに

この気持ちは何だろうと考えてると

うざいオーラを感じた

アラタに視線を戻すと
ヒソカがいた

何でいるんだと思ったら
アラタの肩に手を置いた

ヒソカ殺す

と針を投げようとしたら
アラタがヒソカを蹴ろうとして止められていた

そんなこと出来たんだと少し驚いたが
アラタの腕を引っ張り抱きしめてるのをみて

殺気を出しながら針を投げた

今日は見守る予定だったのに
あぁ、めんどくさい

アラタからヒソカを離し帰ろうとするのに
離れていかないヒソカ

先にアラタを帰す

「何?うざいよ」

「ククッそんなにあの娘が大切なのかい◆
あんな念を纏った首輪なんかつけて」

「俺のペットだからね」

少し驚いたような顔で
「おや。恋人なんじゃないのかい?」

「違う。ペット拾った」

「そう◆じゃあ僕も貸してもらおうかな。
アラタ美味しそうだし◇」

「は?殺すよ?てかなんで名前しってんの。きもい。」

「奇術師に不可能はないの◆」

話にならないと思い無視することにした

「アラタ見れたし帰るよ◇
大切ならちゃんと見張っときなよ◆」

と気持ちの悪い台詞を言って帰っていった


ホテルに帰るとアラタはちゃんとシャワーを浴びていた

出てきたアラタに説教をして
もしかして念が見えるんじゃないかと思って
念で文字を出してみたが見えないらしい

でも念のことは知っていた
前の飼い主に教わったらしい

なんかイライラする。
アラタが他のヤツのことを思い出しながら
話をするなんてムカつく。

俺のことだけ考えればいい。

噛み付いても
首を締めても嫌がらずに受け入れる
従順なところが可愛い

意識を飛ぶまで抱いた

仕事もあるしシャワーを浴びに行く

(可愛いって何)

なにかにたいして可愛いなんて
思ったことがない
アラタをみてると今まで感じたことが無い
感覚が出てくる
ずっと闇の中で生きてきた
俺を照らしてくれてる
唯一の光

シャワーを出てもまだアラタは起きてなかった


なんかアラタとヤると
身体の調子が良くなるんだよね。
何でかわからないけど。

じーっと見てると
アラタが起きた

アラタを抱いた男
全員殺したい

そんな事を考えた

あぁもう本当に何なんだろう。
この気持ち。
よくわからないや。


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