H×H | ナノ


▼ もうダメなんて言わせない

汗ばむ身体に飲んでいたワインをかけられ
それを飲むようにヒソカの舌が這う
毛穴からアルコールを吸収して
身体が先程より熱い

逃げようとする身体を掴まれ
うつ伏せにされたまま
ヒソカの愛撫を受け止める

ヒソカも服を脱ぎ裸だった
反り勃つものが嫌でも目に入る

「アラタ、君の身体は蜂蜜みたいに甘い。
これも体質なのかい?」

「そんな、の知らないっ」

胸の先端を口にくわえられ
痺れるような感覚に身体が仰け反る

ヒソカの手が太股を撫でながら
潤ってきている蜜壷の入口を指で掠め
蜜を指に絡ませ見せつけるように
目の前に持ってくる
指には透明で粘着質な愛液がついていた

「ほら、気持ちいいって証拠だ◆」

その手をまた下腹部へと持っていく

「腰上げて」

半ば無理矢理に膝立ちにされる
見られるのは初めてではないのに
恥ずかしくて顔を枕に埋める

遠慮なんてなく指が挿入ってくる
ぐちゅぐちゅと水音をさせながらかき回され
声を押し殺すように更にぎゅっと枕を抱きしめた

「声出して◆」

指を挿入れたままで背中を舐められ
ゾクゾクとしたものが体中をかけめぐり
指の動きですぐに絶頂へと押し上げられる

「お酒のせいして堕ちておいで◇
僕が受け止めてあげる」

その言葉がきっかけなのかお酒の力なのか
今はイルミ以外の人と触れていたいと思った
ヒソカの指の動きに合わせて嬌声が漏れる

「ヒソカ、キスして」

枕から顔を離しヒソカに顔向けると
身体を反転させられヒソカの膝の中に
座らされたかと思うと思いきり唇を塞がれる
ヒソカの舌が口内を蹂躙しそれを懸命に受け止めた

「アラタ、もっと気持ちよくしてあげようと
思ったけど無理みたいだ◇」

「あっ、」

優しくベッドに寝かされた
もう頭はぼんやりとしてきた
足を大きく広げられ肩に脚をかけられる

すっかり潤った入口にぐぐっと
質量があるものが侵入してきた
久しぶりに男根を受け入れたが
すぐ奥へと挿入ってくる

「アラタ、思ってた通り最高だよ」

奥まで挿入ってきたものを
すぐにギリギリまで抜き
一気に押し込まれる

「んっ・・も、だめっあぁっ」

ズン、ズンと突き上げられ
部屋には肌と肌がぶつかる音が響く

何度か絶頂を迎えると
意識が朦朧とする

「イル、んぅっ」

名前を呼ぼうとすると口の中に指が入ってくる
このまま切り裂かれるのではないかという感覚が
全身をビリビリと麻痺させる

「アラタ、今君を抱いているのは僕だよ」

それだけ言い終わると口の中から指が抜く
殺気を飛ばされ少し意識が戻った

「ヒソ、カっ・・・」

ヒソカの髪の毛を掴んで引き寄せキスを強請る
短い髪、今繋がってる相手はイルミではない
それが酷く苦しい
それでも目の前の男を求める自分は浅ましい女だ

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