▼ 弄ぶ赤い手
「やめ、ろっ!変態っ」
脱衣場で押し倒されていたあたしは
今はベッドの上で組み敷かれている
「君の貶む目が僕を興奮させてるんだよ◆」
「うざい、離せってば!」
殆ど脱がされている服を胸元で押さえ
ヒソカの顔面に向かって蹴りをいれるが
止められてしまう
「君が強ければ殺りあったら治まるけど
それほどの強さがないんだから
こういう治め方しかないだろ?◆」
そのまま脚を広げられ
下着の上から敏感な蕾を口含まれ
舌で刺激を与えられる
嫌悪の中に垣間みえる快感浅ましい身体だ
「やめ、て、」
ヒソカの髪の毛を鷲掴み引き剥がそうとするが
びくともしないその間も
じわじわと気持ちよさが込み上がってくる
「嫌がってるのにコリコリにして
アラタっていやらしいね◆」
下着を横にずらしついに舌が直接
固くなった粒に当たるとビクリと身体が震える
そのままじゅるじゅると
わざとらしい音をさせ吸い上げられ
やめてと喚いてもやめてくれない
「やぁ、っ」
嫌なのに強すぎる刺激で
強制的に絶頂へと押し上げられる
屈辱で涙が目尻に浮かぶ
「あぁ・・・堪らない顔だよ◆
無理矢理イかされてどんな気分だい?」
「さい、あく」
まだ、余韻が続いている身体を
少しでもヒソカから離そうともがくが
腕の中に閉じ込められ唇を塞がれる
入ってくる舌を噛んでやりたいが
前のように血を飲まされるのも嫌で
侵入してかる舌を押し返すように動かすが
その動きにさえ舌を絡ませてくる
「んぅ、はぁっ、ぅぅ」
目を細めて見てくるヒソカが気に入らない
余裕そうな顔の割にヒソカのモノは
硬くなり勃ち上がっている
キスをされながら指を蜜壷に差し込まれかき回され
気持ちとは反対に敏感になっている身体は
すぐに達してしまう
「すぐにイってしまうくらい気持ちがいいの?
イルミにだいぶ可愛がってもらってるんだね◆」
別の男に弄ばられているのに
イルミの名前を出すなんて本当に性格が悪い
何度目かの絶頂を迎え抵抗もできなくなり
ぐったりとしているあたしの脚を持ち上げ
ヒソカの反り立つ肉棒を挟む
挿入れられると思い暴れようと体を動かすと
「入れないよ◇
でも、動くと入っちゃうから
抵抗しないほうが、いいよ◆」
頭を撫でられながら耳元で掠れた声で囁かれる
ぐちゅっ、ぐちゅっ
と蜜壷の入口に擦り付けるように上下に動かれると
挿入ってしまうのではないかという恐怖で動けない
固くなった蕾を刺激され声が出てしまう
「んっあっぁぁ、」
持ち上げている脚を噛まれ達してしまう
「ククク、アラタって、やっぱりマゾだね・・・◆
・・・僕も、出すよ◇」
ヒソカは更に激しく腰を動かし
すぐにお腹の上に欲をはき出した
実際に挿入れられたわけではないのに
身体が脱力して力が入らない
「・・・よかったよ◆
いつか、挿入れてあげるね。」
耳朶を甘噛みされぞわりと肌が粟立つ
パシっとヒソカの頬に平手打ちをした
「絶対、いや」
止めれるはずなのにそうしなかったのは
単なる気まぐれなんだろう
グイッと髪の毛と顎を持たれると
力を入れても振りほどくことができない
ヒソカの口元は笑っているのに
目は全く笑っていない
「・・・そうやって反抗されると
また勃ってきちゃうよ◆」
顔近づいてきて口を吸われる
2回も好きにされるのは嫌だ
反抗するのをやめて
渋々キスを受け入れた
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