▼ 意味なんてなくたって
あんな乱暴にキスをしておいて
部屋に戻ると丁寧にベッドへと降ろされ
拘束されていた手はそのままヘッドボードへと
縫い付けられたように動けない
凝をしてみればしっかりと
手首とヘッドボードが
しっかりとくっついている
「あんたの念って厄介!!」
ギリっと奥歯を噛み締めながら
何も出来ない無力さを呪う
「見えてもなにも出来ないって
悔しいだろうねぇ◆」
愉しそうに口角をあげると
服をビリビリと破っていき
ブラはずらされる
胸が露わになる
下は脱がされるものかと
足をジタバタさせるも
「足も開いたままにしようか◆」
と言うヒソカの台詞で
大人しく下着を脱がされ
足の間にヒソカが入ってくる
「この変態っっ!」
「いい身体だ◆
ヒソカとクロロが夢中になるわけだ。
それに君には不思議な力が
あるらしいじゃないか◇」
この男はいつもどこから情報を得てくるのか
「・・・知らない」
金色の瞳が獲物を捕らえるように細められ
今まさに自分は捕食されようとしている
「念を教えてあげるんだから
報酬をくれてもいいよね◆」
「離せっ、ぅ、ぐっ」
「ほら、舐めて」
指が2本口の中に入れられ
喉の奥へと入ってくる
空いている手は胸の突起を
クニクニと潰すように触れる
「ぅ、っ」
言いなりになってたまるかと
ヒソカの指に歯を立て
噛みちぎる勢いで
思いきり噛み付いた
口の中は鉄の味がする
「あぁ・・・いいよ・・・
もっと噛みなよ・・・◆」
ヒソカは酔ったように赤く
うっとりした表情を浮かべていた
(こいつっ、最悪っ)
やばい
クロロもイルミも多少変わってはいるが
ヒソカほどではない気がする
「おや、もう抵抗はおしまいかい?」
残念・・・と呟くと
血の味がする指でそのまま
口の中の形を確かめるように指が動く
「もっと抵抗していいよ?
強気な子は好きだしね◆
そういう子を泣かすのも面白いし」
指を突っ込まれたまま
次はどう抵抗してやろうかと
思案していると指が抜かれる
少しほっとしていると
脚を広げられる
ハッとヒソカを見ると
足の間に顔を埋めている
「んっ、やっめっ、」
割れ目をヒソカの舌が這う
「女の臭いがしない◆
君の体質のせいかな?◇」
「んんんっっ!!!」
大きな声で罵ってやろうとするが
素早く念が飛んできて口を覆う
「汚い言葉は聞きたくないね◆」
(本当に、最悪だ)
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