H×H | ナノ


▼ 迷子ではないのよ

なんとなく気配を探ると
すぐにキルアとゴンがいる部屋に
たどり着いた。

ノックをすると
面倒くさそうなキルアの声が聞こえた

扉を開けた瞬間目が見開かれる

「な、なんでアラタが!」

「ちょっとお邪魔します。」

放心しているキルアを押しのけ
中へと入るとゴンも驚いた顔をしていた

「アラタさん!どうしたの!?」

「ちょっと散歩〜」

ゴンがいるベッドとは反対側
恐らくキルアのベッドだろう
そこへゴロンと横へなっていると
青ざめているキルアが
やっと状況を理解したのか後を追ってきた

「まてまて!兄貴もいるんじゃないだろうな!?」

「今はイルミじゃなくて
ヒソカといるんだよね」

「「はぁ?!」」

2人が大きく口を開けて驚いた顔をしている

「兄貴と別れたのかよ?!
よりにもよって次はヒソカとか
趣味悪すぎな!!」

「そうだよ!
ヒソカはやめときなよ!」

2人の必死な姿に
ヒソカどれほど嫌われてるのよと
ニヤついてしまった

「はいはい。
ちょっと今はイルミと
上手くいってなくて離れてただけで
別れてないし。
あたしが好きなのはイルミだけ」

ヒソカとは何もない事に
少しホッとしたような顔になるも

「・・・どちらにしても
趣味が悪い事に変わりねーよ」

と辛口なコメントを頂いた

「でもさ!ヒソカと一緒にいて大丈夫なの?」

「あー・・・
トランプ投げてきたりするが
うざいかな・・・」

「怪我してないってことは
ヒソカのトランプ避けれんのかよ・・・」

化物を見る様な目で見つめられ
少しい居心地の悪さを覚える

「もう!何その目!
トランプぐらいは避けれるよ!
イルミは全然戦い方とか教えてくれないから
それをヒソカに教えてもらうために一緒にいるの」

それを伝えても2人の苦笑いは消えなかった



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