H×H | ナノ


▼ 飼い主さん

アラタを飼い始めて1週間

俺と同じ長い黒髪
お揃いみたいで気分がいい

仕事もできるだけ近くのものを受けてる
アラタに会いたいから

どうしても遠くにいく仕事があるから
ミルに作らした携帯を渡した

「ありがとう」と言って微笑むアラタ

ペットが喜ぶ様なこともしてあげないとね

抱いても抱いても求めてしまう

こんなの初めてだ
何かに執着するなんてことは
今までなかったし
この感情がなんなのかわからない
キルとはまた違う感情

今まで女に困ったことなんかない

女なんか寄ってくるし
1回抱いた女なんて興味がない

母さんがお見合いとかもってくるけど
俺より強くないやつなんか嫌だと断ってる

1人の女・・・
ペットだけど
顔がみたい触れたい声が聴きたい
そんなことを考えるなんて思ってなかった
しかも弱い女に

アラタなんかすぐ殺せるんだろうな

でも殺したくないし
むしろ俺なしじゃ生きていけなくなればいいとさえ思う

世の中ペット飼ってる奴ってみんなこうなんだろうな



sexが終わって

ミルに作らせたチョーカーを渡す
これで外に行ってもいい

嬉しそうにつけてとせがんできた

何これ尻尾ふってるみたい

少しお金を入れたカードも渡す

髪を切ろうと言い出すアラタ

何言ってんの。
切らせるわけない。

切るなと言うと

「双子みたいだね」
と笑う。

からかうとじゃれてくるかのように
抱きついてくる

「アラタって犬みたい」

「ご主人様には忠実だよ」

「俺が飼い主なんだから俺だけしか見ちゃダメだよ」

「当たり前でしょっ」

と抱きしめてくるアラタ

ねぇ本当にわかってんの?
俺以外求めてほしくない。
俺以外見てほしくない。

どこにも行かせない。
誰にも渡さない。


いつの間にか寝たアラタの髪の毛に
そっとキスをおとす

そして喉元あたりに赤い印をつけ

シャワーを浴びに行き
そのまま帰った


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