H×H | ナノ


▼ プロポーズ?

「ん…イルミ?」

少し開けにくい目は泣いたせいだろう

目を開けるとイルミと目が合った
寝ている間ずっと抱いていくれたらしい

「あー..ごめん。重かったよね。
あたしどれくらい寝てた?」

「一時間くらいじゃない?」

背伸びをして起き上がると
そのまま手を引かれ
イルミの膝の上に向き合うように座らされた

「どうしたの?」

「アラタ結婚しない?」

「・・・え?」

結婚
イルミの口から思いがけない言葉が出てきて
思考が一瞬停止する

「ま、拒否とか許さないけど。
まだ何も決まってないから考えといて」

拒否は許さないのに
考えろって何を考えたらいいんだろう
頭にいっぱいハテナが浮かぶ

「アラタは俺と家族になるの嫌?」

「嫌なわけ、ないよ!
少し急でびっくりはしてるけど
嬉しいもん。」

「そ、よかった」

少しかがみ込みイルミの唇にキスをする

「大好き」

「俺も」

ふふと笑うと
イルミの纏う空気も柔らかくなった

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