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▼  呪われた子ども

目を開けると暗闇で
明かりは窓から入る月の光だけ

手を動かそうとしても動かない。
頭の上で拘束されているらしい。
肌寒いと感じたのは
衣服が全て脱がされていたからだった

暗闇の中で目が慣れてくると
足を組み椅子に座る男が見えた

「アラタ」

目を覚ました事に気がつくと
椅子から立ち上がり
ベッドへと寄ってくる

「お前がいなくなって
心配してたんだ」

そっと頬に触れられる

「・・・心配してたくせに
拘束するんだ」

「また逃げられでもしたら
困るからな」

頬に触れていた手が
だんだんと下へ下がってくる

「お前と一緒にいた男と
暮らしてるのか?」

「・・・違う。
仕事でついてきただけ」

「その悪趣味なチョーカーは
別の男につけられたのか?」

「関係ないでしょ」

ふんと首を横に向ける

「反抗的だな。
家にいた頃は反抗なんてしなかったのに。
本当に母親そっくりだ」

ベッドへと登ってくる

「なに、する気・・・?」

「わかるだろ?」

足を開かれ割れ目に
そって舌を這わす

「っ、やめ、ろ!
父親として恥ずかしくないの?
娘にこんな事をして!」

足を閉じようとするが
ググッと押し返される

「はは!お前は俺の娘じゃない」

その言葉に時が止まったような気がした



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