H×H | ナノ


▼ きみに"僕"を教えてあげる

スルスルと侵入してくる手を
ぐっと押さえる

「やめ、て!」

いとも簡単に押さえた手を
ソファーに押さえ付けられた

「パーティーの主催者の男の
持っているものを頂く
お前の役目はその男の気を引く事だ。」

耳に舌がぬるりと這う

「んっ・・・」

「少し遊んだ方が誘う色気が出るだろ」

ククっと笑うその顔に蹴りを入れてやりたい

脚の間に割って入り
足での攻撃をすることは不可能だ

スルリとネクタイを外し器用に
あたしの手に巻き付ける

「やっぁっ!」

ワンピースを首元まで捲りあげられ
下着を身につけている身体が露になる。
ブラジャーをずらし突起を
クニクニと指で弄られる

「硬くなってきたぞ」

「あッ、そんな事っしなくても
ちゃんと仕事はできるっ」

「どうだか」

チロチロと舌先で突起を舐め
片手でショーツの上から
指でギュッと蕾をつまむ

「あぁッ」

身体に電気が走ったように仰け反る

「少し触っただけでこれだ。
よほどイルミに開発されたらしいな」

冷めた顔でじっと見られ
恥ずかしくなり顔を背けた

「目を逸らすな」

乳房の形が変わるくらいギュッと掴まれる

「いっ・・・!」

「お前の身体は男を惑わす」

「そんなの、知らないっ」

「あの人形のようなイルミまで
お前を溺愛している」

前髪をぐっと掴まれ
噛み付かれる様なキスをされる
飲み込みきれない涎が口の横から垂れる

「んぅっ、やめっ・・・」

「嫌なら噛み付くなりすればいい」

髪の毛を掴まれたまま耳元で囁かれる

「今日のパーティーには
お前の父親も来る」

その言葉に目を見開く

指先から熱が抜けていく感じがした

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