H×H | ナノ


▼ 悪魔は耳元で囁く

少しの荷物をまとめ
昨日とは違うワンピースに着替える

ワンピースはやっぱり楽だ。
すぐに着替えられる

リビングに戻ると
フィンクスとクロロが
ソファーに座っていた。

「行くぞ」

「はいはーい。フィンクス!
またね!!ありがとう!」

「おう。またな!」

フィンクスにお礼をいい
クロロについていく

向かった先は豪華なホテルだった

「パーティーは夜からだ
それまでここでゆっくりしろ」

案内された部屋は
キラキラとした空間で
女の子が好きそうな造りだった。

「はーい」

部屋を見て回ろうとするが
クロロに腕を引っ張られ
ソファーへと倒れ込む

「いたっあ!」

「俺の横でゆっくりしてればいい」

そう言って本を出し読み始める

「クロロの横にいても
クロロが本読んでたら暇なんだけど」

クッションを枕にして
クロロの膝に足を置き文句を垂れ
やる事もないので目をつぶった

どれぐらい時間が経ったのか
パタンと本を閉じる音をした

「お腹すいたか?」

「まー朝ごはん食べてないしね」

クロロの綺麗な指が
そっと足を持ち甲にキスをする

「ちょっと!なにっ」

足を引こうとするがびくともしない

「俺も腹が減ったから
味見でもしようかと思ってな」

足の甲をペロりと舐める

「なっ、あたしは食べ物じゃない!」

「人間の3大欲求は何か知ってるか?」

「知ってるけど・・・?
食欲、睡眠欲と・・・性欲。」

「そうだ。腹がいっぱいになったら
性欲がなくなるらしい」

クロロが何を言っているのか
わからない。

「だから?」

「性欲が満たされれば
腹が減らないかもしれない。
試してみるか?」

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