H×H | ナノ


▼ 欲しいのは君なのだけど

食事休憩を挟みながら
基礎の4大行の修行をする
特にどれが苦手とかではないが
基礎が大切だと思う。

イルミに今日は
念の修行をするとメールをすれば
【頑張って】と返事が来た。

夕食も食べ終えお風呂もすませた
イルミに電話でもしようかと思った時に
玄関の開く音がした。

おかえりと声をかけようかと思ったが
女の人の喋り声もする

急に部屋のドアが開き
フィンクスが顔を出す
その後ろに黒髪の女性がいた

「アラタ」

「あ、おかえり」

「俺の部屋に寄り付くなよ」

「わかった」

そう言い扉は閉まる
ドアの外からは
「誰?妹?」
なんて女の人の質問を
「うるせぇ」で終わらしていた。


フィンクスの部屋はリビングの隣の部屋で
あたしの部屋からは離れている
部屋のドアが閉まる音が聞こえ
ふぅと溜息をつく

【電話していい?】

イルミにメールを打つと
すぐに携帯から着信を知らせる音がする

[なにかあった?]
昨日と同じでこもった声がする
まだ土の中なのだろう

「ううん。声が聞きたくて。
まだ土の中なの?」

[ふーん。
明日までかな。]

そこからは他愛のない話をする。
そのまま喉が渇いたので
キッチンへ電話をしたまま向かう

キッチンへ行くと
フィンクスの部屋からは
ベットの軋む音と
女性の喘ぎ声が聞こえる。

「うわ」

[なに?]

「フィンクスが女の人を連れ込んでて
そのなんてゆーか」

[あぁ。喘ぎ声でも聞こえるの?]

「うんー。人のそういう声って
初めて聞いた」


その時にフィンクスの怒鳴り声が聞こえた
「うるせぇ!声出すんじゃねぇよ!」


「・・・フィンクス怖い」

[早く部屋に帰りなよ
人の行為なんて楽しいものでもないでしょ]

イルミの言葉は最もだ。
さっさと飲み物を用意して
部屋に戻りイルミと電話をし
おやすみと言い電話を終え
眠りについた





適当な女を探し
性欲を満たすためだけに家に連れ込む
黒髪の女を選んだのは
アラタを少し意識した。

でもやはりアラタとは違う

大袈裟な喘ぎ声も
さわり心地も全く違う

口に女が履いていたパンツを突っ込み
黙らせ少ししか濡れていないソコを
後ろから自分の欲に任せ突き上げる
慣らしてもいない場所にいれると
こちらも少しきつい
女が苦しそうにするがお構い無しに動き
欲を吐き出した

何度か出せば
己の液で滑りもよくなったが
女はほぼ意識を失っていた

「まぁまぁだな」
そんなに気持ちよくはなかったが
欲求は満たされた

欲を吐き出した雄を引き抜き
女を足で揺さぶり起こす

「おい、起きろ」

自分の精液にまみれた女を
触る気にすらならない
女は気を失ったままだ

「めんどくせぇな」

女もシーツも汚れている
服を着て
意識がない女の上に
女が着ていた服と荷物を放り投げ
玄関に置いてある女のくつも
シーツでくるみ持ち上げた

アラタに見つかるとめんどくさいと思い
窓から出ていく

しばらく建物を走り抜け
女を見つけた場所の近くの路地に転がす

「この辺でいいか」

この女がどうなろうが気にしない

「さっさっと筋トレして寝るか」

そう呟きマンションへと帰った


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