H×H | ナノ


▼  望まれた通りに、人形は踊り狂う

イルミとの電話が終わり
上機嫌でリビングへと向かう

「フィンクスー!・・・げっ」

元気よくフィンクスを呼ぶが
目に入ってきたのは違う人物。
黒い服を身にまとう
フェイタンだった

「うるさい女ね
だまらすよ」

「その様子だと
大丈夫だったんだな」

「あ、うん!
良かったー!」

リビングのソファーは
L字型で大きい。
フェイタンから離れて
フィンクスの隣に座る

「なんでフェイタンがいるの」

「あーなんか暇だったんだとよ」

フィンクスに隠れて
フェイタンの様子を伺う

こっちを気にするふうもなく
珈琲をすする

「何しにきたの?」

「フィンクスが間違いを犯してないか
見に来ただけね」

「な!間違いってなんだよ!」

「その女とベットで「だぁー!!うっせぇ!ねぇよ!」からかってるだけね」

ふんと鼻で笑うフェイタンを横目に
酒を煽るフィンクス

2人の様子をみていると
フェイタンがグラスに入れたお酒を
差し出してくる

「・・・なに?」

「飲むね」

「いらない。お酒好きじゃないし・・・」

「ワタシのお酒飲めないいうか」

「・・・いただきます。」

フェイタンに痛い目にあわされてから
苦手なので逆らうのも怖い。

受取ったお酒を
グイッと飲み干した。



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