H×H | ナノ


▼ 初めてのペット

依頼されてた暗殺の仕事を終えた

恐怖を与えて殺してほしい

だから悲鳴もあげさせた
いつもなら声もあげるまもなく
殺せるのにめんどくさい

帰ろうとしたらふと見えた人の姿

自分と同じ黒髪
白い肌

近寄ってみるとなんだかいい匂いがした

「ねぇ」

「ひっ!」

気づいた癖に振り向こうとしない女に少し苛立つ

「ねぇってば」

やっと振りむいた女は思ってたより幼いが
悪くない、と思った

なんとなく連れて帰ることにした

ホテルにつくとはしゃぐ女

(馬鹿なの?普通もっとびびるでしょ)

とりあえずシャワーをあびてでてくると
呑気に夜景を眺めている

女にもシャワーをすすめ
女のきてた服をクリーニングに出し
用意させたワンピースを置いて
ご飯を適当に頼見終えると

何故、女のために自分が動いてるのかと
思ったがまあ、いいや

一緒に食べるとあっという間に食べ終えた女
2日ぶりの食事らしい

(コイツよく生きてこれたな)

自己紹介をしてきた
アラタらしい

何故自分を連れてきたのか聞いてくる

わからないと答えると
「ひまなの?」
だって

暇なわけじゃない
でもわからない

アラタは行く所も仕事もないらしい

ここに置いてほしいという

なんだろう
溜まってるわけじゃないのに
触れたい
めちゃくちゃにしたい
加減できる気がしない

触れるだけの様なキスをされると
止まらなかった

何回しても足りない
求めてしまう

自分の物のように
痕をつけていく

自分の下で鳴いてるアラタ

側に置いときたい
自分のものにしたい

初めて感じた気持ち

なんだかわからない

「アラタここにいていいよ」

返ってくるのは喘ぎ声だけ

(そうだ。側に置いときたいのも
自分のものにしたいのもペットにしたいんだ
うん。納得。)

ペット欲しいと思ったことないけど
アラタならいいかな。

ここホテルだし出ていくけど
家の近くに住む場所用意したらいいや。

その事を告げて
俺の欲を吐き出したら
意識を手放したアラタ

なんとなく抱きしめたくなった
寝てる間に用意して連れていこう

電話を手に取り

「ゴトー。
パドキアに住む場所用意してほしいんだけど。
俺じゃなくてペット。
家の中じゃなくて。うん。
もうかえるから速急に。よろしく。」

電話を終えると
眠るアラタを抱き抱えお風呂場へ向かう

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