S1-50 | ナノ


29
寝る間際に食べるアイスモナカ
ヤギとセックス 性行為はしない
柔らかな二の腕の底
誰とも約束させないように小指を奪った
きみに嘘をついてみたい

あなたを思ひ、自分にくちづける日々は
肉屋のようにわたしの肉を愛してくれ。もしくは解凍して
テメーに祈ってみたい
きみを見つけないように生きていくよ
多分この男の本名は別にあるのだろうけど、何故か◯◯◯と呼ばせたがる

私を見つめる人は最初からあなたしか居ない
好きになるということ。目にするもの全てがわたしとあなたのために在るように思うこと
あと6000文字の人生
あなたを欲しがるこの気持ちはただの欲望です
慈しみは奪うもの

毒牙は受け入れるもの
第四快楽に絞め殺される
喉仏吸いたいね
マザーグースにあいされて
ポールダンスをするのは、奈落へ落ちる前戯というかんじがするから

そういった顔で見つめられたかったな、と思う
あなたの腕の中が優しいだなんて知らなければよかった
骨と自由
ジャンク・ヘル
何を思ってわたしはあなたに触れたのか


28
雲の糸は垂らさなくていい
血も肉も骨も残さなくていい
無口な化石
この世に時間が降る
都合のいいとこだけ食べて

砂糖水、砂糖菓子、ちゃんとした暴力
わたくしの骨格
私たちは古い動物
腹で飼いたいくらいかわいい
右目に眼帯、私から見て左目の眼帯

美に窒息
救ってあげる掬ってあげる巣食ってあげる
ファミリイ・レストラン
あなたが甘くて、骨まで砂糖漬けになったような気がするのだ
私の愛は時間の腐食を受けない

煉獄の花:劣化:飼育
私の影は長く伸びて、頭は海へと浸っていた
また爪を立てられた。褒められているのかも知れない
刹那的なカップル
高潔と蔓

海の似合わないひと
窓を開けて映画を見ていたらテレビの前を大きな虫が飛んだ
藤の巡る季節
ブラ紐に名残惜しげに肩を撫でられた気がした。
雷が鳴っている。嵐はもうすぐそこ


27
秘めやかな雰囲気がある。その雰囲気に従っている、という見方もできる
水と血だけでは癒せない
あなたの宇宙を教えて
「さようなら」「あいしてる」「ゆめみせないで」
好みと本性

妬ましいは愛撫
僕がほしいのは君の子宮だった、それだけだった筈だった
凍てついた春の日
落日ごっこ
箱庭で加虐を学びました

酩酊夜半
愛と捕食
恋に恋して恋になる手前が食べ頃よ
血で出逢った
寒い。痛い。辛い。愛してる

インスタント・チープ・メモリー
なまえなんてどいつもこいつもみんなみんなあたしの名を授かればよかった
二人で乱痴気したいぜ
わたしの秘密を奪ったひと、あなたの秘密をもらったわたし
春の轍は引かれない

口の中の金魚
ホット・アイス・ココア
愛よりも悪意の方が簡単
お風呂上がりの清潔な体で本を読むのが日課です
終わりが見えないね。それでいいんだけど


26
海に入ってわたしの脂が溶けたのならわたしは海の一部よ
海に薬指を浸したら、わたくしは海と結婚できますか
フジツボがわたしの肩にあったら、その分だけわたしを満たしてくれますか
海の隅にはいつも人が投げ捨てたゴミが浮かんでる。でもそこの部分から一番磯の匂いがする
海の向こうからずっと嬌声が聞こえてくる
血を一滴捧げますからわたくしと契約してくださいませ
どんなに海が広大でも一口で食べれてしまいそう
海の声は風が代弁してくれる
夜の海はどんな光でも浴びられる
海を愛するって、宝石を舐め合うことと似てる


25
尽くさせて。愛しているって実感させて
禁断の果実って諸説あるらしい。私はさくらんぼなんじゃないかと睨んでいる
あどけない鬱
あなたを愛してみたい・嘘
どういう時に地獄を感じる?女六人が解剖されて売られている時か?

サボテンが枯れていきそうな日々
いつかはやどしにきてください
煙草の燃料は近親相姦
もしも恋という言葉を知らなかったら、海には行かせないと言ってみたかった
ホット・コカイン

あたしの心臓をもぎとって渡そうとしたのに、受け取られない寂しさときたら
一生ものの秘密にする場合は誓約が必要。したいね
初恋のひとの鼻、唇、髪の長さを覚えている
あなたはあたしの本性であるらしい
終盤には拍手喝采がいい

あなたのせいで死んでみたい
処女なのでまだユニコーンが見えます
あなたと精神崩壊してみたい
お前もあたしも死んでほしいね
何を拭ったかわからないティッシュがある

あなたをバスルームに誘い込む。沈める準備は万端
私はオルタナティヴ・ロックでできている
毒牙で導いて
まぶたに点在してたほくろだけ覚えてる
二人だけで完結して、実在しないものになりましょう


24
あたし達の間に名前は要らなかったけれど、生殖器は必要でしたね
先生と先生の本当の名前。文字数がおなじね
一目で、あたし達の世界は完成したね
恋に至るまでは長く、ようやく心を通わせたのなら前触れなくに終わりましょう
生来、私は玩具でした

私たち、クリムトに描かれて眠るんですね……
生きているだけで罪ね
命・オルタナ
あたしのこと、いい気味だって笑って欲しいんです。ほかにはなんにもいらないから
迷子みたいに愛してるの

ねえ、先生。言い方が綺麗だったでしょ?
くちづけであたしは懐胎する
あたしをあなたの最初の女にして。ミトコンドリア・イヴにして
ゆるゆるとふしだらへ
あたしは、この一冊の本を愛しているの。四つん這いになって、背表紙を股の間に押し当てるの

夏は長く、冬が来るのは速くて、そして今度は冬が長くなる番
私ね、膝小僧にほくろがあるの。あなただけに教えてあげるから、他の人には秘密にして
恋はストックホルム 愛はパンドラ
恋の萌芽への仕掛けは充分
しょっぱいモラトリアム

私は蚕を産み、育て、繭となったときに標本に致しました
長くて精密で論理的なお話はお嫌いかしら?どうか苦手だと言わないでね
瞳の中、よく覗けば細胞のかたちをしている
歌詞を編む
本当は不確かなことだけ進行しつづけている


23
睫毛の本数は清潔の証足るか?
この後じつは菓子を作る
取るに足らない採血
ただの浮遊の雰囲気
それは無菌のまぐわいである

多数派、というのは私にとって余りにも甘美なのです
繭のざらめ
本当は欲しかったのです。あなたの電源コードを
パラドックス会いにきて
わたしの薬指には、わたしの結婚指輪と、夫の結婚指輪が嵌っています

愛を吐けよ(嘘を吐けよ)
人体、楽園、愛について
アダムとイヴ、いなくなっちゃった。林檎の代わりに何を生やしたい?
初恋はシフォンケーキのよう。クリーム添えね
黒いワンピース、ハートのボタン。そして呪文を唱えたら完璧

その欲望に内臓で肉体で応えている。応えたい、と思う
わたしも兄を愛撫したい。……ああ、してるか。この身体で
どうでもいい話なのだけど、「別れよっか」と言われてみたい
離れてくれない女について
覚えていません、愛していません

ねえ、あなたを愛す
襤褸でいいよ
清潔な床にシャインマスカットと無花果が転がっているけど
抱きしめる代わりに殴った
海が毛布の中のように暖かければよかった


22
欲しがってる振りをしていてあげる
わたしの幸福はあなたに教えられ、あなたが教え込む
海に食べられたいから海を見に来ました。丑三つ時
愛してるって言われると実はわたしはダイヤモンドを吐ける
きみは熱い鉄を飲んだ

一種の仄暗さ、一種の解放感に包まれる
僕達が天使ならこれはプラトニックラブだね
清楚欲望
あなたの中の悪魔を思い出している
その情景を見やる。あなたは湯船に水を貯めていた

言葉があるのは分かりやすくする為でしょ?
ストロベリー・オムニバス
あなたの言葉を詩のように思い出す
マリッジブルーとはどんなものかしら
傷付けられた蕾

あなたはわたしのベランダで
深い信仰は窮屈ね
あなたからは致死性のかおりがする
恋こそがわたしの理性を剥ぎ取り異形にする
初恋のお話をするとき、いつも口を噤んでしまう。だってわたしの初恋は太陽の塔だから

わたしには、愛してほしいひとがいます
ベッドシーツに染みついた悪夢
柘榴の季節に私は産まれない
今は薄闇の時間 欲しいものが手にはいった時
わたしの頬を撫でる、羽をうえつけたひとよ


21
鏡に映るわたしの羽、不自然なくらい白いよ
葡萄の実を啄むようにくちづけられる
あなたを食べてしまいたかった。まだ温かいうちに
あなたの人工的な繭から再度産み出されたわたしは白かった
墓参りはしないわたしのお友達

さっきまで海を見つめていた眼差しをこちらに向けた
部屋に入って、あまいにおいがしていると思ったらやはりあなたが泣いていた
きみの子を産んだ
のぼせた脂肪に触れてみたくなる。ああ、無言の湯気
ちゃんと孤独も愛も感じている

自分勝手で劇的
天国には窓がない
テヌートでもう終わりましょう
貧しい実だけの、自作の庭
いるかのような肢体

愛と女体、裸子
自分以外との行為には須く距離が存在する。でもそれに目を瞑らなければなにも始まらない
学生時代の帰りの電車はいつも空腹を抱えている時間でした
一人の部屋でミイラ化するまで眠りたい
なまあたたかい感情

わたしの羽毛のような愛。口のなかが乾きそうね
身体と頭が使えなくて目だけが覚めているとき、現実を見ている気がする
現実などない。あるのは私の世界による私の目から見えたものだけ
感情は、おいしいとこだけを吸ったらいつか萎む。だから、あなたとは幸せになりたくない
理由もなくなにかを好きなとき、前世を信じてみたくなる


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