台無しじゃないか
おまえの体にへばりついてる目がこわい
おびただしい情と生きている
あけたあとはしらないよ
こぞっておいでな
本質を追う旅に終わりはこない
けだものに包まれて安堵
かみちぎってすりつぶしてのみこんでおしまい
あの人は唐突に呟いた
ぼくに溶け込んで待てばいい



他人という音は時に冷たい
たおやかに反転
交わって失調
木目に沿って撫でつける
このかなしい温度を忘れないように
やわい飽きに食われる
もいだら繕う
やんごとなき侵食
靄を這う
ぼくはあなたの薄っぺらい雑念を好きなだけたぐり寄せて出来た



おびえたら僕のもの
もの好きと紛いもの
夜ふけに飼い馴らすといい
代わりに泣いておくね
あり合わせの不幸せ
やさしく折れる
くすねた愛だけど
いとしいに足をすくわれる
透きとおったこの町は無性に孤独を匂わせる
俺は冗談が嫌いだ



悴んだ手に命を取られる
馴れ合いは求めない
横目に未来
まごうことなき切望
お手軽にまぐわい
さみしい鼻先
饕餮
おまえを殺せる幻でありたい
遠くへいって、
化けの皮の切れ目から



お好みで背徳
あやしてやるからよ
おまえを置いていってはやらない
けたぐり
暫くだね
くすぶってお終い
見せかけを誇れるように
有能
いいことをしよう
お飾りの時間


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