開けゴマ!
※高校生の…の番外編みたいなの
何で私が白石くん達の為にこんな事せにゃあならんのだ。
スーツケースを自分の手元に引き寄せながら、げんなりする。突然白石くんから電話がかかってきたと思えば、
『小春とユウジの衣装道具忘れたから持って来て下さい』
と拒否する暇もなくブチッと電話を切られ、結局嫌々ながらも小春くんとユウくんの衣装道具を持って来た。まあ、交通費はあちらが持ってくれるみたいだから、届けた後いろいろ遊びに行こうかな。なんて考えながら厳重な門が開くのを待つ。
でも、20分近く待ってるが開かない。白石くんに電話しても出ない。
正直苛々し始めた私は、怒鳴った。
「開けゴマァァァ!!」
すると、厳重な門がゆっくりと開いていった。
(ベタだろ!)
続きます
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