低い機械音に合わせて動く無機質なそれに膣内をぐちゃぐちゃと掻き回される、というのがどういう感覚かはわからないが、どうやら相当な快感を伴うらしい。先ほどからびくびくと身体を跳ねさせているなまえの中で暴れ回るバイブを、遊び心で奥まで突き込んでやる。
「ッあぁああぁぁ!!」 「もうイったのかい?」
相変わらず君は敏感だなあ。 締め付けで鈍い音を立てていたそれのスイッチを切って落ち着いたところを見計らってどうにか引き抜き、もう一度スイッチをONにして動きを見る。 スイングと同時にピストン運動をこなし、更には子機にローターを搭載することで陰核を刺激する。というように設計して完成したはずなのだが、どうだったのか感想が欲しい。 放心状態に近いなまえの頬をぺちぺちと叩いて、目を合わせる。
「これの感想聞かせてほしいんだぞ!」 「えと…ヘッドが大きくて…その、スイングとピストンで、ぐ、ぐちゃぐちゃにされてすごく気持ちよかった…です」 「ふむふむ!あとは?」 「んー…気持ちいいけど、やっぱり、アルの…」
言いかけて、はっとしたように口を閉じたなまえが、気にしないで、と真っ赤な顔を更に赤くして言った。無意識なのか、たまにこうして男を煽るようなことをするから、その度にいじめたくなってしまう。もちろん、今回も例外ではないわけで。 手に持ったそれを突き込んで何度かピストンしてみせる。
「やっぱり、玩具より本物の方がいいものなのかい?」 「う、ん…っぁああ!だから、も、やだ…っ」
何が嫌なんだい?言ってくれないとわからないよ。 何度も首を左右に振るなまえに、こちらも同じように何度も首を傾げながら聞き返す。幾度目かのやり取りで観念したのか、自分の膝を持って消え入りそうな声が言った。
─I want you─
(OK、あとは俺にまかせるんだぞ!)
2011.08.20 I want youが、セックスしたい、という意味にもなるらしいと聞いて
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