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シャーナの魔術師が贈る


「リーファは働き者だ。神様も、リーファのことを見ているだろう。来世は、きっと素晴らしい人間になれるよ」
 そう言って、鼻が曲がるような異臭のする手で頭を撫でてくれる近所のおじさん。きっと、おじさんは私を褒めてくれているだけだろう。しかし、私はこう返したい。
「私は、生まれ変わってもシャーナがいいよ」
 シャーナでいいんじゃなくて、シャーナがいいんだ。どんな動物でも命を食って生きている。それは残酷だがとても美しいことだ。それを知っている。それを肌で感じている。たとえ、どれだけ蔑まれようとも、私はこの仕事に誇りを持っている。

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