妄
いつもの様に何気なく遊んでたら君にいきなり告白された
顔を赤くして悲しそうに下を向きながら「好きです」と言った
もちろん俺はOKした
すると君は嬉しそうに笑って泣き出した
その泣き顔を見てると俺まで泣きそうになって君を抱き締めると抱き着き返してくれた
そろそろ電車が来る頃、君は「帰りたくない」と言ってすがってきた
俺も一緒にいたくて抱き締める力を強めるとまた嬉しそうに笑った
電車が音を立てて出発する中
ふたりで「好き」と言い合った
「と言うのが俺の妄想」
「・・・あはは」
ただの妄想
(なんなら本当にしますか?)
*end*
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