云


｢栄口俺の事好き？｣

｢え？･･好き･･･っですよ｣

恥ずかしそうに伏せられた瞳

それを見てどうしようもない愛しさが溢れて唇にそっとキスをした

｢･･どんな所が好き？｣

｢え･･と､あのっ｣

栄口は暫し目をきょろきょろさせた後､俺と視線を合わせた

その顔はみるみる赤くなっていきゆっくり､ぎこちなく抱きついてきた


｢言わなきゃ･･駄目ですか？｣



あぁ､もう･･･


｢可愛いから許す｣



云わなくても伝わってる｡

(全部って事で良いですか？)


*end*



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