ある日のこと


俺とのデート中勇人は友達と出会した





ちくしょう・・・


俺といるの忘れたみたいに話しやがって


そんな笑顔他のやつに見せんなよ


少しイラっとする

勇人にじゃなくてその友達に




聞こえてくる限り髪の話しをしてるらしい

なにがそんなに楽しいんだ・・



もやもやした気持ちで見ていると勇人はその友達の髪を撫でるように触っていた


相手はただの友達

しかも男


そんなのわかってるけど・・・

俺は嫉妬心が強いもので


それから少しして勇人が友達と別れを告げてこっちに戻ってきた


「慎吾さん、すみません・・・長くなっちゃって」

「・・・んなよ」

「え?」


聞こえるか聞こえないかぐらいの声で言って勇人の手首を掴んで俺は歩き出した



「あのっ・・怒って・・・」


「・・・」



店のトイレに連れ込んで個室に入った



「あの・・・」

「他の奴に触んなよ」

「ご、めんなさい」


「・・・お仕置き」

「えっ?」


驚いている勇人を後ろに向かせて便器に手を付かせてベルトに手をかけた


「ちょっ・・・!」


ズボンを下ろし自身にそっと触れる


「やめ・・っ」

「やめないよ。言ったじゃん、お仕置きって」


自身を上下に扱いてやるとびくっと震える身体


「ん・・あっ、」

「あんま声出すと誰かに聞こえちゃうかもよ」


そう耳元で言ってやるともともと赤い顔をさらに赤く染めた


ぐちゅぐちゅっとやらしい音が響く中

勇人は泣きそうになりながら必死に声を押さえていた


「ゃ・・だ・・・もぅ、っ」

「イってもいいよ」


クスッと笑って手の動きを早くすると呆気なくイってしまった







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支えていた手を離すと

力が抜けたようにその場にへなへなと座り込んだ


流石にやり過ぎたと自分の手をトイレットペーパーで拭きながら思った


案の定ぽろぽろと涙を流した勇人

勇人の身を整えてやりながらごめんと謝った


それからもう一言

なるべく優しい声でこう言った


















もうしないってやくそくして?

(また酷いことしちゃうかもしれないから・・・)



*end*



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