「ん・・っあ!」
座ったままの行為
「ゆ、・・・とっ」
奥まで入るためか早くも限界が近くなる
「ゃっ・・も、ぉ・・・だめっ」
勇人が達すのとほぼ同時にお腹の中に熱を吐き出した
「はぁ・・・っ、」
勇人はぐてっと俺にもたれかかった
「勇人・・・」
まだ俺自身が入っているためか少し動くとびくっとする身体
その後に動かないでと弱々しい声
その言葉を無視して押し倒す
「ぅ・・・あっ、」
「ごめん・・まだ足りない」
そう言ってゆっくりと腰を動かす
「は、ぁ・・・っん・・!」
どんどん早くする度にぐちゅっと響くいやらしい音
限界が近くなる度に力の入る勇人の指
背中に引っ掻き痕がついてもかまわない
その痛みすらも快感になる
もう出るというところで勇人から自分の自身を抜く
その時に勇人は達して意識を手放した
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「ん・・・、」
「目覚めた?」
「しんごさ、っ!?」
起き上がろうとした瞬間腰を押さえて停止した
「やっぱ痛い・・?」
こくりと頷いた勇人
「ごめん・・!ヤりすぎた・・・」
そう謝ると勇人はにっこりと微笑んだ
「俺だって慎吾さんに痛い思いさせちゃいましたから」
「痛い思い・・?」
「背中」
「あ・・・」
これは自分のせい
あれ以上しなければつかなかった引っ掻き痕
だから俺のせいなのに
「だから・・・おあいこですよ」
「でも、」
「おあいこです」
言いながら勇人は俺の頬にキスをして微笑んだ
これだからきみは
(優しいんだから・・)
*end*
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