今日は久しぶりに二人の都合が合ってお出かけ中

昼飯を食べようと思って入ったお店で前のクラスメイトと会った




「慎吾久しぶり〜元気だった?」

「おー、元気」

「懐かしいなぁ・・昔さぁ」


昔話をはじめだした

長くなりそうだ

昔からそうだ

こいつと話すといつも長くなる


・・・邪魔すんなよ


「でさ」

「・・あのさ」

「ん?」

「俺、今こいつと遊びに来てるんだけど」

そう言って勇人の方を指指す

「あ、そっかぁ・・邪魔してごめんねぇ」

「別に」

「じゃあさぁメアド交換しない?」

「それは無理」

「え〜どうしてぇ?」

どうしてって・・・


勇人が悲しむから

「俺今すっげぇ大切な恋人いるから」

「え?そぉなの?・・女遊びが激しかった慎吾がねぇ・・」

「だから、悪いけど・・」

「別にいーよ、じゃあね」


やっと帰った


俺がふぅとため息を吐くと勇人がくすくすと笑った


「なに?」

「嬉しいなぁ・・って」

「はじめのほうさ・・・妬いた?」

「さぁどおだか」


また笑ってみせる勇人


「でも、昔の慎吾さんを知ってるなんていいなぁと思いました」

「・・いいじゃん、勇人は今の俺を知ってるんだし・・・勇人しか知らない俺だって知ってるでしょ?」


「そぉ・・ですね」


微笑んだ顔


俺その顔大好き




勇人はちょっとしたことで妬きもち妬いたり

でもそれがすっごく嬉しくて

ちょっとしたことだけですごく喜んでくれたり


俺の前では感情を素直に出してくれて


ほんとに・・・









かわいいんだから

(俺以外のやつにそんな姿見せんなよ?)



*end*



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