「・・・・・・え、」
昼休みに届いた、コガちゃん先輩からのメール。
テンションMAX状態で新着メールを開き、メールの内容に驚いた。
To:小金井先輩
Sub:やほー!
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昨日言ってたマネージャーの件、どうなった?
―END―
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本気、だったんだ・・・・・。
多分バスケ経験があるから頼んだんだよね、私に。ノリとかじゃなくて。
・・・・・・・どうしよう。ぶっちゃけ入らない、と思う。任されたらそりゃ最後まで責任持ってやるけど・・・何だかコガちゃん先輩がいるから、みたいな感じで部活はやりたくない。自分のプライドというかなんか損なわれる気がする。・・・いや、でもバスケ、か。うちの学校、女バスないんだよねー。
やっぱり、バスケが好きなんだよな。私。どんな形でもやっぱりバスケは見てて楽しいし関わりたいな・・・・
「・・・・・・・・・・・、・・・・・」
・・・・・・とりあえず、仮入部させてもらおうかな
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「お!?」
「どうしたコガ」
伊月と水戸部と昼飯を買いに行く途中、ケータイがなったので見てみれば、先程メールを送ったなまえちゃんだった。
「前言ってた後輩がとりあえず仮入部からって!」
「あぁ、なまえちゃんだっけ?」
「うん!やったぞー水戸部!」
コクリと傾く水戸部も嬉しそうだ。やっぱり妹みたいで可愛いもんな
「何、そんなに気に入ってんの?」「なまえちゃんはいい子なんだよー!伊月も会えばわかるって!」
三年間委員会が同じで、彼女の人柄の良さと仕事の早さや何だかんだ言って真面目な所とか、俺はよく知っていた。おまけに全中で準優勝までいったし、彼女はレギュラーで出場してたし、マネージャーとしては適任すぎるぐらいだ。
─────だから、
「マネージャー、なってくんないかなー・・・・・」
「・・・本当にすごい気に入ってんだな。」
「まぁね!」
(早く放課後になんないかなー)
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