暫しの別れよ三次元


──────バフッ、



「・・・・・・・・お、・・・・わほっ」


部屋に案内されてしばらくボーッとしていたが、眠くなってきてベッドにダイブしたら思ったより布団が深くて気持ちよかった。

やべぇ、ホテルか・・・うお。睡魔が・・・・あ、瞼さんが睡魔に誘われてくっつきそう。



「・・・・・・・・殺されは、しないよねー」


ふと、冷静に考えると私は貴重なエクソシストで良かった。
だって、いきなりあんな所に現れて、通常だったら捕まって牢屋にポイッだと思う。
だから、イノセンスを持っていてよかった。檜くんに感謝だなー。この檜くんに貰ったミサンガがなかったら今頃どうなっていたのだろうか。おー、怖い怖い。



「・・・・・あ、」



・・・・ていうか、いつ戻れるのかな。

当分檜くんのオムライス食べれないし、ニコ動は見れないし、つまりネットサーフィンも出来ない。もちろん、アニメも見れないだろう。

下手したら、ずっと。

・・・・うわ、耐えられるかなー・・・。



「・・・・・・・あー、ホームシックはやーい」



まさか半日でこんなになるなんて。果たしてここでやっていけるのだろうか?


────ぐきゅるる・・・・



・・・・・・・お腹すいた。

私の頭は、これ以上何も考えたくないみたいだ。
どうやら、私は気持ち的に、空腹、・・・それ以上に睡魔が勝ったらしい


───自然に、瞼が閉じられる。


「・・・・・おやすみ、なさい・・・」



(明日は、いい日になるといいね、ハ○太郎。)