「うぎゃぁああああああ!!!」
「どうしたんだい!?」
ハグリットの小屋に向かう途中、親友がいきなり叫び出した。
「くっ、くく蜘蛛ォオオオ!!!」
「・・・・・・・・・・・・・」
僕の親友は、蜘蛛が大嫌いで、
「・・・・・・何だ、蜘蛛か」
「う、あ、い、やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ嫌だぁあああああああああ!!!!!」
少しヘタレというか、怖がりでビビりだ。
「・・・・・・・行くよ、ナマエ」
「お、置いてかないでよ!ま、ま、まっ待って!ハリー!ちょっお願いしぁああああああああああああああああ!?!き、き、キタァアアアアアアア!!!!!!」
そんな僕の親友の名はナマエ・ウィーズリー。
大家族で下から二番目の長女。
少し変わっているけど、一緒にいると楽しい女の子だ。
僕が、好きな女の子。