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─────そして、約10年後。


朝から鳥の囀りが少し煩わしいが陽射しがポカポカと当たってなんだか気持ちいい。そしてとてつもなく眠い。

こんにちは。そしておはようございます。
私、なまえ・みょうじはこんなナリですが只今ブリベッド通りに住んでいて、一応国籍もイギリスです。
私は両親を亡くした後、引き取ってくれた方々はそれはもう私を娘のように可愛がってくれた。今は、その親戚の息子のジャン・ポカトリックと共に暮らしている。
もうほぼ10年も一緒にいるし兄のようなものだ。



「なまえ!」
「んー?」


フレンチトーストを私は口に運びながら玄関から走ってきたジャンに目を向けた。


「・・・・・・・何それ。」


ジャンの手にあるのは、手紙。朱い紅い印が付いた、手紙。
11歳。時期が時期。何やら嫌な予感しかしない。


「ホグワーツから入学許可書が来たよ!」


よそう、てきちゅー。


「・・・・・、・・・・・」
「いやぁ!どこの寮に入るんだろうねぇ!」


・・・・いや、前々からペンが浮いたり自分にも魔力が有ることは知っていたさ
魔力、うん。あのですね、私が否定したいのは、



「エクスペクトパトローナム!」

「もうハニーはホグワーツにいる時からずっと辛党だね・・・・・」

「貴方が甘党なのよ。ホグワーツで最初見た時びっくりしたわよ!
あんなに紅茶に砂糖入れる人初めて見たもの・・・・・」




この世界、そのものですよ。

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