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「あ、じゃあ今日中には帰れるんですね。」
「えぇ。・・・・・全く、何でそんな無茶したんですか」
「ホントですよねー」
「他人事みたいに言うんじゃありません
・・・・・・大人しく、ベッドに寝てて下さいね」
「ハーイ」


シャッとカーテンをマダム・ポンフリーが閉めれば、私はベッドに横になった。

あの後、泣いて謝りまくるネビルをなんとか説得して帰した。
今はマダム・ポンフリーに医務室で薬を飲まされた所だ。
・・・・・・・それにしても、何やってんだろ。関わらないと、決めた癖に早速関わってしまった。・・・本当に、何をやっているんだろう?



「・・・こんなんで、傍観とか」



───できるのだろうか?



そんな言葉を飲み込めば、溜息が小さく零れた。


「・・・・・・・・、」


ハーマイオニー、ロン、そして、ハリー。

三人はメインの筈だからこの一年で必ず死の危険とは言いすぎかもしれないが、危ない目にあったりするのだろう。

私が知っているのは、スネイプ教授は悪い奴では無いという事実。それから、ニコラス・フラメルが賢者の石を造ったという話。そして、最後の一つはクィレル先生がヴォルデモートを後頭部に買っているという事だ。・・・・・それを教えれば、もしかしたら彼等に降り注ぐ危険を防げるのかもしれない。

だけど───・・・・・・考えるのは、止めよう。


「・・・・・、」


これ以上は考えても無駄だと首を横に振って私は目を閉じた。



(考えたって、意味はない。)
(もう意思は決まっているのだから。)


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