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家に帰ると着信が2つ来ていた。二人とも、全く同じ事を考えていてお似合いだと苦笑した。一人は親友で。もう一人は、
「・・・・どっちを先しようかなぁ、」
友達から親友にいつかなれたら、その時は、笑って話したい。願わくば、アイツ等は長く続いてほしい。
俺を振ったんだから、幸せになれ。譲ったんだから、幸せにしてれ。・・・いや、違うな。俺は振られただけだ。アイツ等がくっつくなんて時間の問題だったのかもしれない。・・・でも、そのきっかけにはなれた筈だよな、だったら、もういいや。
「・・・・・あーあ、」
明日、学校行くの楽しみだなとか思ってる俺はつくづくお人好しだと思う。でも、そんな自分が嫌いじゃない。いつの日か、二人が揃って俺をお人好しだと罵ったことがある。そんなことないとその時は否定したが今なら納得できる。明日は久し振りに三人で教室で話そう。それで、からかってやるんだ。
鮮やかすぎた日常に涙が零れるのです。
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