隣の紫原くん | ナノ
「一週間は安静だからね。痛かったら病院行きなさい」
「・・・・・はーい」
・・・・・・う、一週間かー。ちょっとキツイな・・・・
「痛む?なまえちん」
「んー、湿布貼ってちょっと楽になったかな?
そんなに痛くないしだいじょーぶ!」
いや、まぁ湿布貼ったばかりだしそんなことはないけど。
・・・・・・ていうか、なんか悪いことしたなー紫原くんだって部活あるのに。
「ごめんね?付いてきてくれてありがとう」
「うん、どーいたしまして。大したことなくてよかったよ」
「大袈裟だよー。
あっ、せんせー湿布ありがとーございましたー!失礼しまーすっ」
ギッと錆びたドアを閉めて、暫く二人で教室に向かって廊下を歩いた。
・・・・・うーん。会話、なんかないかなぁ。
「・・・・・・・、?」
「・・・・・・・・・」
ふと紫原くんを見ればじー、っと視線を私に送っていた。おふぉおお相変わらずイケメンですな。
無表情で何を考えているのかはわからないけど。
・・・・・お菓子かな?・・・うん。背の高いイケメンに見つめられると照れる・・・・
「・・・・どっどうしたんだい?紫原くん」
「・・・・・・・なまえちんってさ、ちっさいよね」
「・・・・紫原くんからしたらね。普通ですよ普通。」
「えー?そう?」
「そうですよ」
「あれ、いつも牛乳飲んでるからてっきり・・・・」
「うっさいです黙らっしゃい
!?あっ、頭掴むんじゃない!!」
「あはは、猫みたい」
「くそぉおおおお!!!」
うっ!頭押さえられて腰に、チョップできん・・・・!
「・・・・・・・部活、行く。先生に休むって伝えなきゃ」
「あー、待ってよー」
「!もーっ腹立つッ!」
早歩きをしてるのに紫原くんの足が長すぎてすぐ追いつかれてしまう。
くそ・・・!154pは小さくないって!
なんかうちのクラス皆平均的に背ぇ高いんだよ!
それに紫原くんがデカすぎるだけだ!!
「・・・紫原くんって身長いくつ?」
「んー・・・・と、2m・・・8?」
「・・・・!!・・・・、・・・・」
背が高くて
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