「土方さんって理想の死に方とかあるんですか」 「口より手動かせ」 「書類仕事手伝ってやってるんですから話くらい付き合ってくださいよ。で、やっぱり腹上死ですか？」 「やっぱりって何だてめえ！！つうか腹上死なんかじゃねえよ！！」 「えっいや奉公先の女中孕ませる程の女好きな土方さんならあり得るかなと」 「殺すぞ」 「って言う話を沖田さんがあっちこっちで触れ回ってましたよ」 「あいつ殺す」 「腹上死なんかってことは、理想の死に方あるんですよね？」 「それ聞いてどうするんだよ」 「今後の参考に」 「…特に考えたことはねえが、近藤さんを上に押し上げた後、武士として死ねたらそれでいいとは思うな」 「戦の最中に相手からの恋文束ねて国に送った挙げ句自慢するような人に武士とか語られましても…」 「よしそこに直れ、介錯してやる」