「エリス」
「は、はい……」
「いい加減決めちまえよ」
「何を、ですか？」
「決まってるだろう」
「俺か兄貴か、どっちなんだよ」
「うう……そんなの選べませんよう。マリオさんもフリオさんも素敵です……」
「欲張りな奴だな」
「まあ嫌いではないがな」
「……すみません」
「あーあ、せっかく心配してやってんのによ」
「心配？何のですか？」
「わからないか？」
「どっちか決められねぇってんなら両方とだろ」
「両方？」
「セックスだよ」
「ひえっ!?せ、せ……!?」
「3Pか……。お前の体力がいつまで持つか見物だ」
「さん、って…！」
「おら、エリスちゃんよ」
「覚悟はできているか？」
「で、出来てないです！」
「ファイターならいつでも覚悟はあるよなぁ？」
「私ファイターじゃないです！あの、もう夜ですし、帰ります！」
「おっと」
「うええっ」
「まだいいだろ？」
「ち、近いです……」
「夜はまだ長い」
「楽しませてくれよ？」
「あうあう(死んじゃう……)」
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