｢この格好でどうかしら｣
｢いいのではないか？｣
｢これでは我等が誰だかわからないだろう｣
｢クオン様、セツナ様、こちらにいらしたんですか｣
｢エリス！｣
｢我等はナインテールだ。クオン、セツナなどという者ではない｣
｢はあ？何を言ってるんですかセツナ様。それよりその仮面はなんです？コスプレですか？｣
｢だから｣
｢超魔人である貴女方がこんなことをして遊んでいるだなんて･･･！｣
｢私はナインテールKだ！｣
｢では何故私の名前を知っていたんですか？｣
｢そ、それは･･･｣
｢それにその尻尾！九尾の男女なんてそういませんが？｣
｢エリスはなかなか頭が固いな｣
｢何ですかセツナさん｣
｢わかっていても口には出さないものだよ｣
｢ナインテールS！｣
｢ほらぁ、セツナ様は認めましたよクオン様｣
｢セツナ･･･！｣
｢我等の変装を見抜くとは流石エリスだ。正体をばらしても致し方ない｣
｢え？｣
｢そうか、それなら仕方ないわね｣
｢お二人って｣
｢何だ？｣
｢以外と抜けていらっしゃいますよね･･･｣
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