「レーイ君っ」
「何ですかマザー」
「やだな、エリスって呼んでよ」
「それは不可能。貴方は私の創造主。気安く名前を呼ぶことはプログラムによって規制されています」
「誰よそんなプログラム作ったの！」
「わかりません」
「そう…。レイ、何か困ってることない？関節の動きが悪いとか」
「ありません。二日前マザーによってメンテナンス済みです」
「ああ、そっか…」
「他にご用件は」
「ないけど、もう少しここにいてよ。私の可愛いレイ」
「……了解しました。暫し停止致します」
「……(そうじゃないんだけどなぁ)」
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