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「#幼馴染」のBL小説を読む
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「へえ、倉間ってサッカー部なの」
「知らなかったのかよ」

眉をよせた倉間は腕を組んで溜め息をついた。この時代サッカー部に誰が所属しているなんて全校生徒が知っていて当然のことだ。倉間がサッカー部なことくらい知っていたが、何故かあんな言葉が出てきてしまった。倉間といるとなんだか本音が出てこない。

「お前っていつも無関心だよな」
「そうかな?そんなことないけど」
「いいや、あるね」

くっと笑った倉間は怒っているわけではなさそうだ。呆れているだけかもしれないけど。なんだかむず痒い。このむず痒さはもどかしいような心地好いような、そんな感じがする。本音がでないのもむず痒いのも、青春のアレのせいだ。

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